武藤章中将の「あだな」


武藤章中将は、御自身でも

「私は告白するが、私は自信を以て常に直言する。
従つて私を真に理解し又永い交際の者はよいが
初めての人々は私の言葉つきや風貌から私を誤解する
ものの多いことを知つてゐる。この私が軍務局長に
二年七ヶ月もゐたのであるから、相当敵も出来たらうことは
否定できない」

と書いておられるように、相当誤解されやすい方で、敵も多かったのは
事実だったろうと思います。

私自身の武藤章さんとの出会いは、書店にあった
東京裁判関係の書物でした。
その時に、山下大将が降伏されるときにとなりにいたので
あまり陸軍関係の知識がなかった私は、
「なんで、この人軍務局長だったはずなのに、山下大将のとなりに
いるんだろう。きっと陸軍中央部からの監視として派遣されてきたんじゃないかなあ」

と思っていました。

何だか近寄り難そうな雰囲気だとも感じたからです。

そんな武藤さん自身には、いろんなあだ名がつけられてます。

「無徳」(ムトウではなく、「ムトク」)
「傲慢不遜」(これは良く知られている)

マイナーなあだ名が一つあります。

それは、何と

カメレオンです!

Disney 米ディズニー公式 プリンセス Princess ラプンツェル Rapunzel カメレオン パスカル pascal?財布

画像どうしようかと思いましたが、
個人的には「かわいらしい」のがいいなあとおもったので
ディズニーのものにしました。
これ、改めてみると、かわいい(ディズニーのキャラクターはあまり知らないのですが、
今度チェックしてみたくなりました!)。

なぜ、カメレオンなのか?

武藤章中将の同郷(熊本)の後輩である
松村秀逸少将(陸士33期。=武藤さんより8期下)の著書『三宅坂』によると

「武藤さんは巾の広い性格だった。
物わかりもよかった。視野の狭い連中からはカメレオンなどと
悪口を言われたものである。

理想を固執するよりも現実的だった。
いつも目標は、低いところにとっていた。
だが、これを達成するためには全力を尽くした。

その全力の尽くし方が猛烈だったので、
盛望四隣を圧した感があったが、
話せばわかるひとだった」

と書き記しています。

おそらく武藤さんの猛烈さと、考えが変わったときに部下として対処できない
人たちが言っていたのだろうなと思います・・・。

さらに、松村氏は武藤さんの第14方面軍参謀長時代のことについて

「山下さんの方がイライラしそうになると、『閣下が余りにこまかいことを
いわれると、参謀長のいうことがなくなりますヨ』という感じで
輔佐していたとのこと。

何だか世に伝わっている「大山・児玉コンビ」とは少し違う感じがしますね。

山下さんの方がかなり細かかったとは意外に思う人も多いかもしれないけれど、
そうだったということです。
山下さんが細かいことをいわないで済むように輔佐をする・・・。
これって誰もができることではないなあと、改めて思いました。


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