「武藤は政治家にでもなる素質がある・・・」


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写真は、昭和14年、北支那方面軍参謀副長時代の武藤章少将(天津英仏租界事件の際に東京にやってきたとき
朝日新聞が撮影)

これは、停戦後、俘虜生活中(まだ戦争裁判の前)に
身の回りのお世話をしていた元参謀・一木千秋少佐に
山下大将が言っていたことです。

出典:一木千秋 著 ; 吉田勉 編 『アシンー回想の比島戦』(早稲田速記 1999)

山下さんは武藤参謀長を密かに?
「政治家にでもなる素質がある」と評価していたのだと
すごく意外に思うのではないでしょうか。

山下さんは、まず人を評価するに「あれはこうこうで、ダメなやつ」というそうです。
(おそらく「床屋漫談的」に毒舌がきつい人なんだろうなと思いますが
私はその毒舌ぶりを資料で読んでは、
ひとりほくそ笑んでいますε=ヘ( .∀・)ノ.∀・).∀・)ノ゙アヒャヒャヒャ)
同郷(高知県)の政治家濱口雄幸のことも「ダメなやつ」と連発していたとのことです。

そんな山下大将が、自分の参謀長でもあった
武藤中将をそう評価していたんだなあ・・・、と。
山下大将こそ、「総理大臣になってほしい!」という声が
特に青年将校たちからあがるぐらいではありました。
一方で武藤さんは「無徳」(ムトク)と言われるほど
人望がないという評価を下されがちであるのですが・・・。

一番武藤中将を信頼していた山下大将の武藤中将の人物評価として
こんなことを言っていたというのは
山下将軍自身の現在でも誤解されている言動の数々を考えたりするのに
役にたつのではないかなあと、以前から思っていたところです。

例えば「岡田(首相)なんてぶちぎれ!」と青年将校たちに言ったことなど・・・。


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