東京電力福島復興本社初代代表


福島復興本社初代代表

石崎芳行氏は、東電内で「一番福島に顔が効く人物」と評価されています。
福島第二原子力発電所長時代、社用車を断って30分ぐらいの道を歩いて出勤されていたという話は
よくご自身でされているので、雑誌などの記事にもなっています。

その石崎芳行氏を代表とする「福島復興本社」が2013年1月1日に設立されることと
なりました。
どのような組織なのでしょうか。

福島県にある全ての事業所の復興関連業務を統括し、
原子力事故で被災された方への賠償、除染、復興推進などについて、
迅速かつ一元的に意志決定し、(太線は筆者)
福島県の皆さまのニーズにきめ細やかに対応してまいります。
また、その内容については、代表定例会見等で公表してまいります。

とあるように、東電副社長である石崎芳行氏を常駐させ、権限をある程度一元化させて、
東京電力による賠償・除染・復興推進活動の中心となる組織だと、
私は上の文章からとらえました。
東京電力ではおそらく意思決定はどうしても遅くなる。
なぜなら、取締役だけで20人ぐらいいるので、彼らを集めて会議をして決めるのも大変。
そして取締役に就任する人ほど、実は福島を知らない。
石崎芳行氏だけは、福島第二原子力発電所長としてのキャリアがある。
それならば、石崎芳行氏に権限を与えようということになったのではないでしょうか。

2013年年頭挨拶

ニコニコ動画
東京電力 福島復興本社 年頭訓示・所信表明 生放送


動画の最後に、「録音などしていない方のために、HP上にアップします」というアナウンスに東電社員がwwwwとなっているのが
面白かったので、文章を東電HPより探して全文掲載します。

http://www.tepco.co.jp/fukushima-revital/images/130104-j.pdf

このたび復興本社代表を任ぜられました石崎です。どうぞよろしくお願いいたします。
私は、元旦にこの地に入りまして、地域の皆さま方と素晴らしい海から昇る初日の出を見ました。
新たな力を頂いた気持ちであります。
そして、今朝は、この近くの寮から30分かけて徒歩で出社いたしましたが、
この美しい山、海、この素晴らしい環境を、私どもは残念ながら汚してしまったということを改めて強く感じました。
そして、もう一度この素晴らしい自然のある故郷へ、
避難をされている方々が一日も早くお戻りになって頂くことに、とにかく全勢力をあげようと新たに誓いました。
社員の皆さん、思い起こしてください。
私どもが携わっている電気事業は、明治から この福島県に大変お世話になっております。
水力、火力、原子力、長い歴史の中でこの 福島県には大変お世話になってきました。
私どもは大変なご恩を頂いているわけです。
残念ながら今は、このご恩を仇で返してしまっている結果になっております。
しかし、 私どもはこのご恩を忘れてはなりません。必ず受けたご恩はお返しします。
今年は巳年 でございます。古来、巳は受けた恩を忘れないと例えられています。
私自身も今年、年男として、新たな気持ちで受けたご恩をしっかりとお返ししたいと思っております。
私はこの三が日、福島の現場第一線職場を訪問して参りました。
昨年来、福島第一原子力発電所では、命をかけて現場を守って頂いています。
福島第二原子力発電所も、大変な努力があって事故を免れた体験をしております。
原子力部門だけではありません。
福島第一の事故の収束のために流通部門や土木・建築部門をはじめ、
様々な部門の方々が一緒になって命がけで働いて下さっています。
広野火力発電所にも訪問して参りまし た。広野火力は津波で大変な被害を受けました。
社員と協力会社社員は、命からがら高台に逃げました。
そのような中でも、自分の命も顧みずに消防車を守った人たちがいます。何故かと聞きました。
消防車がなければ火力発電所は運転できないという決まりになっているため
、自分の命も自分の車も投げ捨てて消防車を守ってくれたのです。
猪苗代電力所、浜通り電力所の人たちも変電所、開閉所を守るために命がけで頑張ってくれました。
私は感激、感謝しております
昨年来、電気料金の問題、賠償の問題、除染の問題に、
営業部門、用地部門をはじめ、様々な部門の方々に色々な仕事をやって頂いております。
心から感謝しております。
これこそ東電魂の発露だと思いました。
私どもは 取り返しのつかないことを起こしてしまいましたが、必ずこれを克服しなければなりません。
また、東電魂を結集することにより、
福島に100年に亘るご恩を頂いてきたことに対してきちっとお返しすることが必ずできると思っておりますし、
必ずしなければならないと思っております。
福島第一の事故は歴史に残る事故であります。
しかし、それを踏まえたうえで、これもまた歴史に残る大事業である福島の再生に、
私どもはこの東電魂をもって、この責任をしっかり果たし、
受けたご恩を常に忘れず、被災されている方々の苦しみを常に忘れず、
必ずご恩をお返しします。

新たな皆さまと共に今日この場で決意いたしまして、私の所信表明とさせて頂きます。

この所信表明を聞いて、「東電魂の発露」で責任を果たそうという強い意志が伝わってきました。
しかし、肝心の「福島復興本社とは何をしているのか?ということがよくわかりませんでした。

それよりも、なんか戦前に皇道精神をもってすれば不可能なことはない、というようなことを
いわれていたあの方と被るように思いましたのでこの写真を掲げます。


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