カタコンブ・ド・パリ

も一つ、「軍人の道は一本道」らしい
フランスネタを・・・。

私はパリ市内を観光した時、アンヴァリッドとともに
もう一つ、どうしても行ってみたい所がありました。

それが、カタコンブ・ド・パリ(Catacombes de Paris)です。

カタコンブ・ド・パリ

人骨の山

多分、日本的には「心霊スポット」に数えても良さそうな場所。

地下に入り、通路を歩くと、そこは・・・

人骨によるアート!?
もう怖いとかいう気持ちも失せるほどでした。
(こういう時に、一応は「キャー!!」と騒いではみせる私ですが)。
どうしてこんなに人骨が積み重なっているのだ?と疑問さえわいてくるほどでした。

私の認識では、京都の鳥辺野あたり?と思っていたけれど
それとは質が違うような気がします。
心霊さえもどっかに飛んでしまっている感じがしました。
乾いているのです。
いや~~よくこんなにしっかりした「カタチ」で積み重なっているだろうかと
ただ、ただ、驚くばかりでした。

フランスはカトリック国、火葬するよりも、地下に埋葬していた。
※フランスにも火葬場がある。ペール・ラシェーズ墓地内とか。
フランスに行く前にしっかり勉強しておけばよかった。ここは逃してしまった。
次に行けるのはいつのことやら・・・。

だから、その臭気についてはかなり問題とされていた(当然のことだと思う)。
食物を腐らせ、井戸水までひどく汚染するほどのものだったと。

そんなカタコンブには、約600万人ほどの人骨が埋葬されているのだとか。
その中には、どうやらフランス革命の時に処刑されたダントンやロベスピエールまでも
含まれているとのこと。

昨日はフランス革命記念日だったとのこと。
恒例の軍事パレードが行われたとのことで、勇ましい面が強調された報道の仕方だなあと思いました。

私には、フランス革命というものが、どうしても非人間的で、残酷この上ないものだと思えてならない
ので、違和感を持っております。
というのは、マリー・アントワネットが好きだったというのもあり、彼女の伝記に接していて
彼女がギロチンにかけられる直前の部分をよく読んでいました。
たしか、「私を死刑にするならしたらよい。いずれ死刑にしたものも、
私の道をたどるだろう。私は一足先に行くだけ」というような表現が
印象に残ったのです。

正確なものは、この本を読んでみてください。

特に下巻部分。

フランスでは、軍事パレードだけではなく、犯罪糾弾と革命非神話化のための大集会が催されてもいた
ということは、この記事に詳しいです。
この記事で引用されている澤田昭夫氏の著書によると、コンコルド広揚で二万五〇〇〇人を集めた荘厳ミサが
犯罪の罪滅ぼしのために献げられたという。
こうした側面は、あまり日本では報道されないのが残念。

私個人が、フランス革命関連で好きな動画を紹介します。
※消されてしまうかもしれませんが、ご容赦を・・・。

宝塚歌劇団宙組(2001年)の牢獄から断頭台場面。
粗末な身なりになっても、マリーアントワネット役の花總まりさんが
気品を保ち続けている姿なのがすごい。
断頭台シーンは秀逸です。

※追記
同じく宝塚歌劇団星組(2006年)版
こちらは全部あります。

個人的には、世間がもつ宝塚的な要素(最初の「ごらんなさい」の部分のような華やかな部分)と
シュテファン・ツヴァイクの書物の要素がうまく入っている作品と思っています。
中々宝塚歌劇団の作品を劇場まで行ってみられる機会には恵まれないので
貴重です。
マリーアントワネット役の白羽ゆりさんの演技が素晴らしいです。
さらに、ルイ16世と子どもたちとの静かな生活から、すべてを剥ぎ取られて
罪人として断頭台へ向かうシーンまでの部分にはまってしまいました。
ルイ16世役の英真なおきさんの、王の孤独な部分の演技も最高です。

あと、もう一つは、「カルメル修道女の対話」

これは、1794年7月に処刑された修道女たちの実話をもとに
オペラ化された作品です。

動画のシーンは革命によって、宗教を否定され、修道者への弾圧が強まり
ついに、修道院を追われた修道女たちが次々に断頭台に登って行くところです。
修道女たちが、「サルヴェ・レジナ」を歌いながら斃れていくところと、
最初は大きい声なのが、か細くなっていきます・・・。
ギロチンの落ちる音の表現がすごい!
オペラといったら、華やかなものというイメージがありましたが、
このオペラのラストを見たとき、常識を覆された思いがしました。